論文読みにPaperpileとGemini in Google Driveを活用している
2025-06-26
前提知識
- Paperpile: 文献管理ソフトウェア
- Web/モバイルから使用可能
- 論文PDFストレージとしてGoogle Driveを使っている
- Gemini in Google Drive: Google Driveでファイルを開きながらそのファイルについてGeminiに質問できる
- 有料のGoogle AIプランに加入している必要がある
- なぜか突然Googleがこのプランを学生に配り始めた
これまで
以前書いたブログでは、GASを用いてGoogle Drive内の論文ファイルからGeminiによる要約を作るコードを紹介した。
Paperpileに保存した論文をGeminiに自動要約させるコード | 1245cal
一回きりの要約をポンと貼るだけならこれで済むが、現実的には一度で論文の大部分を理解することは難しく、結局Geminiアプリを開いてPDFを読み込ませてチャットで質問することがほとんどだった(しっかり理解するときはもちろん論文本体も読んでいますよ!)。
これから
Gemini in Google Driveが使えるようになったおかげで、論文PDFを開いた状態でGeminiに質問ができるようになった。Geminiアプリで質問をするのと回答に大きく差はないが、左側に論文本体を開きながら聞けるのは結構嬉しい。
手順
- Paperpileの拡張機能から論文をクリップする
- Paperpileに文献情報が登録され、1,2分待つとGoogle Driveから開けるようになるので開く
- 勝手に要約をしてくれる上に質問もできる環境の完成!
悩み
Paperpileには .bib
ファイルを自動エクスポートしてくれる機能はあるのだが、Google DriveのURLを含めることができない(手動エクスポートだとできる)。ファイルパスは含めてくれるのでそれをコピペしてGoogle Drive内を検索することがたまにあるが、スマートじゃないな~と思う。